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永田町の風情のある店

 30, 2018 23:41
永田町の黒澤は、故・黒澤明監督の長女、黒澤和子さんのレシピをもとに、黒澤明監督が客人をもてなした料理や、監督が好んだという鹿児島県産の黒豚の料理の数々が味わえる店。首相官邸のすぐ隣りにあり、築60年以上の古民家を改装した店舗は、趣きのあるレトロな雰囲気を醸し出しています。




因みに店舗の内外装は黒澤組の美術スタッフが手掛けたのだそう。あちこちにその拘りが見られます。


店内へと続く廊下は回廊になっていて奥行きがあり、どことなく京町家を思い起こさせます。


元気な頃の黒澤監督の写真と、


額に入れられた黒澤作品の数々。


訪れたのは平日の昼下がり。他に客の姿は無く、ゆったりとした時間が流れていました。


この日は黒豚の丼と冷やし蕎麦の定食。さっぱりとしていながら味わい深く、思わず箸が進みます。温かいご飯と、冷たい蕎麦のコンビネーションは絶妙。ふぅ…。美味しかった。




至福の時間を過ごしたところで店を出て、赤坂方面へと歩きます。


日枝神社の立派な鳥居を通り過ぎると、


自動車事業から撤退し、現在は主にスチール家具の製造を行っている株式会社オカムラのショールーム。ミカサ・ツーリング(1958年)が誰に見られる事もなく、今でもひっそりと置かれてました。


赤坂見附から青山通りへ。2015年から建て替えのため現在休業中の、とらや赤坂店は今年の秋オープンの予定です。


塀には「富士の横雲」や「貴船の奥」と言った、趣きのある名前の京菓子が描かれていました。オープンが楽しみ。





赤坂にある草月会館の前を通り過ぎようとした時、全面ガラス張りのビルは外も中も眩いばかりに輝いていました。前を覗いてみると、第四代家元である勅使河原茜の個展の、今日が最終日との事。いけばなには全く縁のない私ですが、非常に心惹かれたので思い切って入ってみる事にしました。




草月会館は丹下健三の設計によるとても印象的なビルですが、その一階の草月プラザにはイサム・ノグチ作の石庭『天国』が全体に広がります。近代的な建物の中の近代的な石庭は、正に鏡の城のような感じでした。




今回の個展は草月創流90周年を記念して6年ぶりのものだそうで、『HANA SO』と題されています。私はいけばなと言うと古風なものを想像していましたが、そのひとつひとつがとても斬新で、アートそのものでした。

花器も自作のもので、「草月五十則」の中には『花を、器を、場所を、探す努力』とあり、花器以外の器を花器として見出だし、また自ら器をつくって新たな発見をしよう、と謳っているそうです。




草月流では初代家元の時代から竹を用いた作品を数多く制作しているそうで、エントランスにも会場内にも多彩な表現の竹作品が展示されていました。








第2会場は、勅使河原茜と現代アートのコラボレーション。現代美術の小山登美夫ギャラリー所属のアーティスト作品と、その作品からインスピレーションを受けて生まれたいけばなが並びます。








第3会場も、第2会場にひきつづき勅使河原茜と現代アートのコラボレーション。窓の外にはカナダ大使館と満開の桜も望めます。






描かれた絵がとても印象的な花器はピカソの作でした。

魅力溢れる作品を見ている間は溜め息の連続で時間はあっという間に過ぎてしまい、そろそろ会場を後にして次に向かう事にしました。

日が暮れてからの草月プラザ。建物全体がひとつのアート作品のようでした。

2017年の幕開け

 02, 2017 16:53
明けましておめでとうございます。
大晦日から元日にかけての深夜、今年も赤坂の日枝神社へ行ってきました。師走の慌ただしさもようやく過ぎ去り、街は何処も閑散としていました。こちらは裏参道の大鳥居。大変立派なもので、階段の横にはエスカレーターもありとてもモダンに見えます。山の形をした鳥居は他の神社では見られないとてもユニークなものです。


わたせせいぞう氏のイラストはすっかりお馴染みのものとなりました。


こちらが表参道。男坂を上がると正面に立派な社殿が構えています。




日枝神社の神使いは猿。従って神門には神猿像が安置されています。




この時間は他の寺社ではかなり混雑しているのですが、何故か日枝神社だけは毎年空いており、ゆっくりと初詣を済ませる事が出来ました。


帰り道。日中の喧騒を忘れ静まり返った都内で、此処だけは鮮やかにイルミネーションされてました。六本木、けやき坂にて。


昨年も沢山の方々にブログを訪問されてくださり、沢山の温かいコメントを頂いて本当に感謝しております。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2016年 初春

 01, 2016 14:04
明けましておめでとうございます。
大晦日から日付けが変わり、2016年の元旦。千代田区永田町にある山王日枝神社へと初詣に向かいました。政治の中心地でもあり国会議事堂にも程近く、都内での有数のパワースポットとしても知られています。








この日枝神社の神様の使いは猿と言われており、一般の神社で見られる狛犬ではなく社殿の両脇には神猿像が安置されています。猿(えん)と縁が通ずる事から、縁の良い縁結びの神社として有名です。
社殿右側の父猿。


左側の母猿と小猿。特に母猿を撫でると運気が上がると言われているようです。


永田町からレインボーブリッジを渡って帰る事にしました。橋梁では世界で初めてのイルミネーションだそうで、今は期間限定で虹色にライトアップされていました。





あれやこれやデザインに迷って、なんとか年内に完成した年賀状。
旧年中はお世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
2016年元旦

日本国の表玄関

 02, 2015 23:37
11月1日から3日までの3日間、迎賓館赤坂離宮の前庭が一般公開されています。11月最初の日曜日の昼下がり、滅多にない機会だと思い赤坂離宮に向かいました。

迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷のあった広大な敷地の一部に、明治42年(1909)に東宮御所(後に赤坂離宮となる。)として建築されたもので、建築家片山東熊の総指揮の下に、当時の一流建築家や美術工芸家達が総力を挙げて建築した、日本で唯一のネオ・バロック様式の英国式宮殿建築です。(案内パンフレットより。)




広大な庭の芝生は、さすがに良く手入れがされています。庭園の両脇には噴水。因みに首都高速の4号新宿線が紀尾井町辺りから地下に潜り、この場所の真下を横切っているのですが、この位置からだと誰も全く気付かない。








遠方にはホテル ニューオータニが顔を覗かせています。




見事なまでのシンメトリカル。地上2階、地下1階の鉄骨補強煉瓦造りの建物は威風堂々としています。平成18年から3年間の大規模な改修工事がなされ、平成21年に国宝に指定されました。








豪華絢爛な正面玄関の中央扉。上部真中には伝統的に天皇が紋章としている十六一重表菊、その下部の左右に配されているのは皇室および日本国政府を表す五七桐家紋です。




南面の庭園には入れず、噴水を見れなかったのは少々残念でしたが、普段は絶対に入れない場所をゆっくりと見学出来た事に大きな満足感を胸に残してこの場所を後にしました。



帰り道、紀伊国坂にて。




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