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レトロな水郷のまち・さわら

 16, 2019 23:52
3月も半ばに差し掛かった週末。天気予報では午後から雨という事だけど、なんとか持ち堪えそうな感じ。久々に佐原へと車を走らせました。


まずは腹ごしらえ。古家がお洒落なイタリアンレストラン「ワーズワース」にも惹かれたのだけど、


やはりこの店の蕎麦かな。小堀屋本店は、1900年(明治33年)築の有形文化財です。




江戸時代から受け継がれる秘伝の昆布を使った黒切りそばは、滑らかな食感が美味です。以前この店に来たのはもう30年まえ。久しぶりに食べるそばはとても味わい深かった。


お腹を満たしたところで散策開始。正面は1914年(大正3年)築の三菱館。


小野川に架る忠敬橋は、佐原の街並みのほぼ真ん中に位置しており、古い街並みを見渡すことができます。


小江戸さわら船めぐりと、左手の建物が伊能忠敬旧宅。忠敬が1795年(寛政7年)、50歳で江戸へ移るまでの30数年をここで過ごしました。



「じゃあじゃあ橋」の愛称で親しまれている樋橋。もともと江戸時代は農業用水を送るための樋(とよ)で、溢れ出た水が小野川に落ちるときの音からこう呼ばれているのだそう。因みに日本の音100選にも選ばれています。


日本テレビ「東京バンドワゴン」の舞台になった「珈琲 遅歩庵いのう」には、今でも看板が掲げてありました。


古民家を改造したお洒落な店も、あちこち見られるます。




風情のある街並みを抜けて香取神宮へ。




着いたのは午後5時過ぎ。山道の土産屋はすでに店仕舞いを済ませ、ひっそりとしていました。




山道正面の朱塗りの大鳥居をくぐり、





楼門を抜けると、やがて本殿が見えてきます。


1700年(元禄13年)徳川幕府によって造営され、昭和52年には国の重要文化財として指定されています。黒漆に金色と極彩色で彩られているのは見事な美しさでした。見惚れているうちに周囲は暮れ始め、そろそろ帰途につくことにしました。天気のいい日にまた来ようっと。


夜の帳が下り、パークはしっとりとした雰囲気に包まれます。夜空に浮かび上がるシンデレラ城は、どことなく神秘的。


これから始まるナイトタイムスペクタキュラーをベストポジションで観ようと、プラザ(広場)正面へと移動しました。


周りのライトが消え、いよいよ『Celebrate! Tokyo Disneyland』の始まり。シンデレラ城は魔法にかかり、夢と魔法の王国を巡る旅です。シンデレラ城は全面が鮮やかなプロジェクションマッピングに包まれました。


大音響と共に映し出されるマッピングは次々と変わり、光線が夜空いっぱいに広がります。こういう情景は映画のシーンで観た事はあったけど、まさか現実に見れるものとは思わなかった…。






シンフォニーに合わせてプロジェクションマッピングを始め、レーザービーム、パイロ(花火)、彩られた噴水、それに炎など、考え得る限りの空間演出が見事なまでにシンクロされていきます。












20分間のショーはあっという間に終演を迎え、シンデレラ城は再び静けさを取り戻しました。実際に見るまで半信半疑だったけど、これほど壮大なスケールだとは…。


興奮さめやらないままプラザを離れ、次のアトラクションへ移動します。イッツ・ア・スモールワールドは今年、開演以来初となるリニューアルを受けてオープンしました。




ボートに乗って、世界一周の旅へ出かけます。


アーティスト、メアリー・ブレアは様々なディズニー作品の制作に携わりましたが、なかでもイッツ・ア・スモールワールドのコンセプトアートは代表的なものです。その世界観は、女性ならではの優しい色使いがとても印象的。


“世界で一番幸せな船旅”を楽しんだ後は、再びトゥモローランドへ向かいました。


スティッチ・エンカウンターに、スペース・マウンテンと、童心に戻って楽しんいると、いつしか夜も更け10時前。




「間もなく閉園」のアナウンスがパークに流れます。今日は密度の濃い一日だったな…。余韻に浸りながらTDLを後にしました。




東京ディズニーランドは今年35周年。そう言えばオープン間もない頃、両親と出かけた当時の記憶がつい昨日の出来事のように蘇ってきます。まるで異国の地に突然迷い込んだかのようなエキゾチックな風景に感激したのは、今では懐かしい思い出です。




ワールドバザールの大屋根を抜けると、正面にパートナーズ像。ウォルト・ディズニーとミッキーマウスが手を繋いで立っています。…もうすぐパレードの始まり。広場には大勢の観客たちが間近で観ようと、開始を今や遅しと待ち兼ねていました。


この日は雨の予報だったけど、なんとか傘の必要も無さそうで良かった…。


パーク中央に聳え立つシンデレラ城から順に巡ってみることに。因みにシンデレラ城があるのは、こことアメリカフロリダ州のマジック・キングダムの2ヶ所だけだそう。






熱帯植物が生い茂げり、トロピカルムード溢れるアドベンチャーランドを過ぎると、




西部開拓時代のアメリカの風景が見えてきます。アメリカ河を渡る蒸気船マークトウェイン号と、その先にはビッグサンダーマウンテンが。




鉱山列車を模したジェットコースターが、歓声と共に勢いよく駆け抜けていきます。


アメリカ河のほとりに広がる小動物の郷、クリッターカントリーを過ぎると、


ファンタジーランド。ここではディズニー映画の有名なキャラクター達と出会う事が出来ます。


ホーンテッドマンションは、いまナイトメア・ビフォア・クリスマス&ハロウィンバージョンで迎えてくれます。






愉快な幽霊たちのパーティを楽しんだあとは、トゥモローランドへ。未知と冒険が待っている宇宙と未来の世界。




バス・ライトイヤーのアストロブラスターから、




スター・ツアーズへ。R2D2とC3POが迎えてくれ、スタースピーダー1000に乗り宇宙の冒険に出かけます。






外へ出ると街灯が点り始め、夕陽はちょうどスペースマウンテンの屋根に落ちるところでした。


この日一番の目当てのイベント開始時間まであと少し。そろそろシンデレラ城へと戻ることにしました。後編へと続きます。

日本一の橋と狸の町

 04, 2018 23:26
6月半ばの週末。前日まで降り続いてた雨もいったん止んで、朝から雲は多いものの、まずまずの天気になりました。そこで久々に東京湾アクアラインを通り、木更津へ行ってみることにしました。

まずは海ほたるPAで小休止。東京湾に浮かぶこの島(木更津人工島)からは、海越しに東京や神奈川県、そして房総までが360度見渡せます。




川崎浮島ジャンクション方向の眺め。真下に東京湾アクアトンネルが通っており、彼方に川崎人工島(風の塔)が見えます。海底道路トンネルとしては世界一の長さを誇ります。




アクアラインが開通したのは1997(平成9)年のこと。それまで神奈川~木更津間の往来に数時間を要していたものが、この道路の完成によって30分足らずと、ずいぶん利便性が良くなりました。木更津金田インターチェンジ方向の眺め。ここからはアクアブリッジとなり、これは日本で一番長い橋梁です。


海ほたるPAを出てアクアブリッジを渡り、10分ほどで千葉県木更津市に到着。


料金所を降りてすぐ、金田の海岸沿いには幾つかの潮干狩り場が点在します。着いた時は既に夕方近かったのですが、まだ何組かの家族連れが、穏やかな波打ち際で潮干狩りを楽しんでいました。


海岸から、いま通ってきたばかりの橋を望みます。まるで地の果てまで続いているかのよう。




全くひと気の無いサーフショップらしき建物。もうすぐやってくる海水浴シーズンともなれば、この辺りは多くの人たちで賑わうんだろうな。


このあと中の島大橋へと向かいます。


地元の人に「赤い橋」として親しまれているこの橋は、下を船が往来出来るように歩道橋としては日本一の高さを誇ります。TVドラマ「木更津キャッツアイ」に登場して人気を集め、その後恋人の聖地にも選定されました。


 

橋の上からの眺め。木更津の町が一望できます。






日の入り時間まで少し余裕があるので、いったん中の島大橋を離れ、木更津駅に行ってみる事にしました。想像してたよりこじんまりした駅舎は、日曜の夕方だと言うのに人影も疎ら。
 

駅前には逆立ちしている狸の像がありました。「逆さ狸 きぬ太くん」というのだそう。後から分かったのですが、有名な童謡「証城寺の狸囃子」は、野口雨情が木更津市を訪れた際、この地にある證誠寺に伝わる狸囃子伝説を元に作詞したという事でした。


あちこちに狸のキャラクターがあったのも、これで納得。


だいぶ陽が落ちてきたところで海辺へと戻りました。


夕陽は中の島大橋へと落ちてゆきます。




誰もいない波止場に一艘の船が近づいてきます。目の前に停泊したかと思うと、竿や釣り道具を抱えた十人前後の釣り人が降りてきました。瞬く間に皆が降りたかと思うと、波止場はまたそれまでの静けさに戻りました。




昼間は穏やかだった海岸も、満潮が近づき堤防間際まで海水が押し寄せています。重く垂れ下がりった雲とのコントラストは、少し神秘的な風景にも見えました。300㎞余りを走破し、この後心地良い疲労感と共に家路へと向かいました。


銚子電鉄の仲ノ町駅から次に向かったのは犬吠埼でした。君ケ浜を海岸沿いに走ると、やがて犬吠埼灯台が見えてきます。




白い煉瓦造りの灯台は1874年(明治7年)に建てられたもので、我が国には5つしかない第一等灯台のうちの一つであり「世界の灯台100選」、「日本の灯台50選」にも選ばれています。紺碧の空と海と、白亜のクラシックな灯台のコントラストが鮮やか。


灯台の足元には寄り添うように白い旧型のポストが立っていました。今でも実際に使われているようで、脇には集配時間と、台座には「郵便は世界を結ぶ」と刻まれていました。見慣れた古いポストもどこか凛々しく、モダンに映ります。


この辺りは銚子ジオパークの一部になっており、海岸では中生代の化石や珍しい岩層を見る事が出来ます。




砂岩層と泥岩層が交互に幾重にも重なり、地殻変動によって傾いた地形。細かく見ていると、誰かが意識的に作り出したような模様が面白い。






ここからいったん海岸線から離れ、車を更に先へと走らせます。銚子電鉄の犬吠駅はちょっとモダンな駅舎です。


犬吠埼から「地球の丸く見える丘展望館」までは車で10分ほど。以前ここへ来たのは何年前の事だろう。駐車場に車を停め、息を切らせながら展望館へと続く階段を登って行きました。






展望台からの眺め。海からの風がとても心地良い。高さはそれ程ではないのだけれど、360度のほとんどが水平線というのは普段あまり見られない爽快な風景です。








太陽がだいぶ落ちてきました。ここで夕焼け空を眺めようかとも考えたのですが、思い切ってもう少し先まで進む事にしました。




全く人けの無い海水浴場を横目に見ながら県道をしばらく走り、最後に到着したのは銚子漁港でした。夕陽に反射して輝く銚子ポートタワーが印象的。


ポートタワーからの夕陽を楽しもうと思って急いで来たのですが、もう少しのところで残念ながらタイムアウト。開館時間は18時半まででした。


諦めて漁港を見て周ることに。日本一の水揚げ量を誇り、銚子市を代表する観光地として知られている銚子漁港も、この時間ともなれば人影もなくひっそりとしています。


停泊している漁船に近づいてみると小さな船が後ろに載っているのが分かります。旋網探索船兼運搬船というのだそう。




漁港独特の香りが何故か懐かしさを覚えます。そろそろお腹も空いてきたところで帰途に就く事にしました。








次第にグラデーションが濃くなっていく夕焼け空の下、殆ど車の往来がなくなった利根水郷ラインを再び通り、家路へと急ぎました。

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