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前衛的なアトリエと、素朴なギャラリー

 11, 2017 22:48
青山の骨董通りから一本入った裏通りの、余り目立たない場所に岡本太郎記念館はあります。岡本太郎が1953(昭和28)年から亡くなる1996(平成8)年までの40数年間を、このアトリエ兼住居で暮らし、創作活動を行ないました。


ル・コルビジェの弟子であり岡本太郎の友人でもあった坂倉準三の設計による建物は、岡本の要望でブロック積みの壁の上に凸レンズ形の屋根が乗った、とても印象的なものです。


エントランスを入ると先ず迎えてくれるのが1982年の作品「縄文人」。


庭を臨むサロンには、作品が所狭しと並べてありました。「手の椅子」、「駄々っ子の椅子」、「坐ることを拒否する椅子」など。




サロンを抜けて突き当りにあるのがアトリエ。


膨大な量の絵画や彫刻やエスキースは、歴史の重みを感じます。




2階のふたつの展示室では「20人の鬼子たち」が開催されていました。
















私が岡本太郎の作品を最初に見たのは1970年に開かれた大阪万博の「太陽の塔」でした。当時中学生だった私の目には、千里丘陵に聳え立つ太陽の塔はとても大きくて目新しく、正に未来の象徴のように映ったものです。それから半世紀近くの月日が流れ、世の中も随分と変わりました。


TOBICHI(とびち)とTOBICHI②の隣り合う二軒は、糸井重里が主催するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営するギャラリー・ショップです。この日はヒグチユウコの原画展の最終日という事もあってか、大勢の見学者で賑わっていました。




昨年に銀座のポーラミュージアムで開催された「GUSTAVE(ギュスターヴ)くん by HIGUCHI YUKO」で、頭は猫、手は蛇、胴体はタコという奇妙な動物とワニとの会話を綴った絵本を見ましたが、とても愛くるしい表情とあどけない会話には、思わず笑みが溢れてしまいました。


TOBICHI②  こちらも素朴で温かみのある建物で、側を通るとついつい寄ってみたくなります。






今はちょうど散歩に打って付けの季節です。


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COMMENT 6

相子  2017, 05. 12 [Fri] 09:38

くあどりさん お早うございます
素晴らしい記念館ですね。
強烈な印象の強い作品をこうして居ながらにして見せて頂き、感動しております。
大阪万博の時の警部本部長が友人でしたので、あの太郎さんの昨品と彼と何時も重なって私の心の中で生きています。

私ごとですが骨董通りには昭和40年頃未だ日本では見られなかったフラワーデザインの本を買いに行ったことがあります。帰りにドンクのパンを買って来たものです。

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くあどり  2017, 05. 12 [Fri] 22:55

相子様。こんばんは。
ご友人が警部本部長だったのですか。仰る通り、岡本太郎の作品は本当に強烈な印象がありますよね。
鮮やかな色彩とインパクトのあるデザインは一度見ただけで印象に残ります。

昭和40年というと、東京は未だ東京オリンピックの興奮が冷めやらない頃なんでしょうね。その頃にフラワーデザインやドンクのパンとは、流石、相子様は時代の先端を走ってらっしゃったんですね。

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jyouganji  2017, 05. 13 [Sat] 05:33

すごっ

くあどり様 おはようございます☂
岡本太郎作品は、カラフルだったり、奇妙な形だったりが印象にあったのですが、作品の数の多さにびっくりしました。立派な方は、やっぱり努力されてるってことですね。それと、シダ?の植木鉢のようになっていた作品で思い出したのですが、若狭町に縄文博物館という施設があるのですが、その初代館長が、岡本氏だった気がします。20年位前かも。極上の芸術に触れさせていただき、何だか土曜の朝っぽいいい朝になりました。いつものことながら、本当にあたたかで親切で、きめ細やかな誘いをありがとうございます♪

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くあどり  2017, 05. 14 [Sun] 00:19

jyouganjiさん、こんばんは。
岡本太郎の作品は、本当に形や色彩にインパクトがありますよね。
写真の植木鉢は、文字通り《犬の植木鉢》というもので、1955年の作品だそうです。形がとてもユニークで、一目見ただけで岡本太郎の作品と分かりますね。
へぇ。若狭町に縄文博物館があるんですかー。岡本太郎は41歳の時に上野の博物館で縄文土器に出会って感銘を受けたそうですが、以来岡本太郎と縄文文化の結びつきは強くなったみたいです。私も若狭町の縄文博物館に行ってみたくなりました。いつもお褒めのコメント、どうも有り難うございます!

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市場のお姉さん  2017, 05. 17 [Wed] 10:29

お久しぶりです!

いつも、素敵な都会を見せて頂いてありがとうございます!
jyouganjiさんが、言われるように、
私も若狭町の縄文博物館のことを思い出していました。
比べものにならないな~って、、、

初代館長をされていて、丸木舟をみんなで彫って、
となりのハス川で、丸木舟に乗っている写真がありました。
以前そこで、岡本太郎展があった時に、
トゲトゲのつり鐘を「どうぞ、叩いて下さい」
と、書いてあったので、叩いた時、周りの人に見られて
恥ずかしかったことを 思い出しました。

くあどりさんの写真で、太陽の塔がベランダから
覗いている所は、最高ですね!!
下の太陽君もいたずらっぽい顔で、
写っているところが さすがです!!

糸井重里さんのビルにも、ビックリしました!!
木が、防寒も暴風も防御していないというか、
木は、絶対腐りますよね。
さすが、東京ですね!!
関係ないですが、以前TVの対談で
「ほぼ日刊イトイ新聞」を、見学して
「みんな楽しそうに 仕事していますね」
と、言ったら糸井重里が
「自分の考えたことを、みんなが動いてくれたら、
言われてやるより 数倍楽しいでしょ!」
と答えたことが、とっても印象的でした。
そういえば、内装は全部木でした。
それも、節だらけの板でした。

最後の自転車のパンもさすが東京!
目の付け所が さすがです!

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くあどり  2017, 05. 17 [Wed] 22:33

市庭のお姉さん、こんばんは。
ご無沙汰しています!

お姉さんもやはり縄文博物館のことを思い出してらっしゃったんですかー。
丸木舟を皆さんで彫られたんですね。
さっき少し調べてみたんですが、鳥浜遺跡から日本最古の丸木舟が出土されたんですね。
今から12000〜5000年前の物が残ってるって、全く想像出来ないくらいすごいです!
また行ってみたいなぁ〜、若狭町に。

トゲトゲの鐘は昔、テレビ番組か何かで見た覚えがあるんですが、いかにも岡本太郎作の鐘と言った感じですね。「歓喜の鐘」という名前だそうですが、実際に突かれてどんな音色だったのでしょうか。

さすがお姉さん、目の付けどころが鋭い!
温かいコメントをどうも有り難うございます。

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