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坂東太郎・雄大な川の流れと太平洋[後編]

 10, 2017 00:06
銚子電鉄の仲ノ町駅から次に向かったのは犬吠埼でした。君ケ浜を海岸沿いに走ると、やがて犬吠埼灯台が見えてきます。




白い煉瓦造りの灯台は1874年(明治7年)に建てられたもので、我が国には5つしかない第一等灯台のうちの一つであり「世界の灯台100選」、「日本の灯台50選」にも選ばれています。紺碧の空と海と、白亜のクラシックな灯台のコントラストが鮮やか。


灯台の足元には寄り添うように白い旧型のポストが立っていました。今でも実際に使われているようで、脇には集配時間と、台座には「郵便は世界を結ぶ」と刻まれていました。見慣れた古いポストもどこか凛々しく、モダンに映ります。


この辺りは銚子ジオパークの一部になっており、海岸では中生代の化石や珍しい岩層を見る事が出来ます。




砂岩層と泥岩層が交互に幾重にも重なり、地殻変動によって傾いた地形。細かく見ていると、誰かが意識的に作り出したような模様が面白い。






ここからいったん海岸線から離れ、車を更に先へと走らせます。銚子電鉄の犬吠駅はちょっとモダンな駅舎です。


犬吠埼から「地球の丸く見える丘展望館」までは車で10分ほど。以前ここへ来たのは何年前の事だろう。駐車場に車を停め、息を切らせながら展望館へと続く階段を登って行きました。






展望台からの眺め。海からの風がとても心地良い。高さはそれ程ではないのだけれど、360度のほとんどが水平線というのは普段あまり見られない爽快な風景です。








太陽がだいぶ落ちてきました。ここで夕焼け空を眺めようかとも考えたのですが、思い切ってもう少し先まで進む事にしました。




全く人けの無い海水浴場を横目に見ながら県道をしばらく走り、最後に到着したのは銚子漁港でした。夕陽に反射して輝く銚子ポートタワーが印象的。


ポートタワーからの夕陽を楽しもうと思って急いで来たのですが、もう少しのところで残念ながらタイムアウト。開館時間は18時半まででした。


諦めて漁港を見て周ることに。日本一の水揚げ量を誇り、銚子市を代表する観光地として知られている銚子漁港も、この時間ともなれば人影もなくひっそりとしています。


停泊している漁船に近づいてみると小さな船が後ろに載っているのが分かります。旋網探索船兼運搬船というのだそう。




漁港独特の香りが何故か懐かしさを覚えます。そろそろお腹も空いてきたところで帰途に就く事にしました。








次第にグラデーションが濃くなっていく夕焼け空の下、殆ど車の往来がなくなった利根水郷ラインを再び通り、家路へと急ぎました。
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COMMENT 2

相子  2017, 06. 10 [Sat] 09:33

くあどりさん お早うございます
犬吠埼灯台は行きましたが、地球の丸く見える丘展望館は行く機会がなく、見せて頂きとても良く分かりました。
銚子港は水揚げ日本一で、昔はここで揚がる秋刀魚は房州物と呼ばれ実に美味しかったものです。今は北の方で獲られていますから、手に入りません。何だか話題が反れて済みません。
母方の祖父はサルベージ業をしており、銚子港の築港も手掛けていました。多分修理だと思います。その祖父を銚子に訪ねた時の宿は「ぎょうけい館」と言い、祖父の定宿で、昔の名前はぎょうは暁 けいは鶏でした。
銚子と言う字が目に入りますと、必ず祖父のことを思い出します。
とても嬉しく有難うございました。

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くあどり  2017, 06. 10 [Sat] 23:30

相子様。こんばんは。
房州物の秋刀魚ですか。
仰る通り、銚子漁港は日本一の水揚げ量だそうですね。
ウオッセ21という水産物即売センターがあったのですが、流石に時間が遅くて全て閉店してました。次はぜひ活気のある時間に行ってみたいと思います。
伯父さんがサルベージ業をされてたとはびっくりです。
ぎょうけい館は明治7年創業の歴史があって、全室オーシャンビューだそうですね。一度でいいので行ってみたいものです。銚子にまつわるいろいろなお話を聞けて、こちらこそ有り難うございました。

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