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横浜山手のフランス山

 26, 2017 18:57
横浜山手は英語で"Yamate Bluff"。Bluff(ブラフ)とは「絶壁」を意味する事からも分かるように、この辺りはかなりの高台になっています。因みに山手に対して関内の外国人居留地は、山下と呼ばれます。6月も後半に差し掛かったとある日、山手本通りを歩いてみる事にしました。


通りから少し入ると山手公園があります。山手公園は、1870年(明治3年)に横浜居留外国人によって造られた日本初の洋式公園だそうで、2004年に名勝の指定を、2009年には近代化産業遺産の認定を受けました。


山手は我が国のテニス発祥の地でもあります。横浜山手テニス発祥記念館。






カーネルスコーナーという名のビル。ここの1階には以前、明るい感じのカフェがあったのですが、いつの間にか無くなっていました。お馴染みの店が無くなってしまうのは少し寂しい。
 

通りの向かい側に見える建物が横浜地方気象台。現存稼働している気象台の庁舎として日本で三番目に古い建物で、1927年(昭和2年)に建てられました。横浜市の有形文化財に指定されています。




公開中という事で入ってみたのですが、受付もなければ人も居ない。スリッパに履き替え館内を見学します。


アーチ型の梁や階段の手すりなど、シンプルなアール・デコ装飾に仄かな温かみを感じます。




平成21年に増築された部分は安藤忠雄の設計によるもので、存在を主張する事なく周囲と違和感なく溶け込んでいます。


渡り廊下の先が現業室(げんぎょうしつ)。神奈川県の警報・注意報や天気予報の発表や気象の観測が行われており、2人1組で24時間365日休みなく監視されているのだそう。








気象台を出て港の見える丘公園へ。昨年の4月に緑化工事が終わりリニューアルオープンしました。香りの庭には4つの香りのゾーンがあります。








大佛次郎記念館。


色とりどりの花と香りを楽しんだ後、フランス山へと向かいます。


木々が鬱蒼と生い茂り、木漏れ日が清々しい。因みにフランス山は、かつてフランス軍の駐屯地があった事からこう呼ばれるようになりました。


緑の中をしばらく進むとフランス領事館跡に行き当たります。1930年に建てられたものの、1947年の火災により消失されましたが、今も遺構が部分的に残っています。






フランス山に居た青い目の女性。撮影の申し出に心良く応じてくれました。絵画の世界から抜け出てきたような彼女は、はにかみながらの笑顔も愛らしかった。






パビリオン・バルタール。1860年代から1973年までの100年余りの間、パリ中央市場(レ・アール)で使われていた鋳鉄製骨組みです。再開発の為に取壊された後、パリ市当局の好意によって寄贈されました。


青空と緑が眩い。このあと元町の方へ歩いてみる事にしました。
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COMMENT 2

相子  2017, 06. 29 [Thu] 09:01

くあどりさん お早うございます
素晴らしい写真と何時もながらの分かりやすい説明。
初めて目にする所と風景です。
横浜って矢張り日本の夜明けを感じさせて呉れる都市ですね。
横浜地方気象台の時計は振り子が動いてないようですが、正午を差していますね。
細かい所まで行き届いた管理をされているのでしょう。

お嬢さんの全身像の一枚 とても素敵です。

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くあどり  2017, 06. 30 [Fri] 23:07

相子様。こんばんは。
横浜には日本の文明の先駆けとなったものが沢山ありますよね。
モダンな場所が数多くあって、訪れる度に色々発見があるのも魅力の一つなんです。
横浜地方気象台は今まで何度か行きましたが、今回は初めて中を見学できたんですよ。
柱時計は仰る通り、振り子は動いてませんでしたが、とても綺麗に手入れされてました。
女性はとてもプロポーションが良くて印象的でした。
のんびり散歩していると、何かしらいい事がありますね。
いつもコメント、有り難うございます。

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