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都電散歩[荒川線]王子駅前~飛鳥山公園

 10, 2017 20:23
都電荒川線。今回は王子駅前から飛鳥山を散策してみる事にしました。


王子駅前を出発するとすぐに大きくカーブを描き、国道122号へと合流していく都電荒川線。車輪を軋ませながら大きな道路へと吸い込まれていく光景は見ていてけっこう楽しいものです。


まずは飛鳥山公園の方へと歩きました。と、間も無くユニークな乗り物が目に入ります。公園入り口から山頂までの高低差18mを結ぶ飛鳥山モノレール、「アスカルゴ」。因みに飛鳥山は都内で一番低い山で、約2分間のモノレールの旅ですが、王子駅周辺のパノラマ風景を手軽に楽しむ事が出来ます。




アスカルゴから降りると眼前に飛鳥山公園が広がります。ここは江戸時代から桜の名所として有名で、歌川国貞や歌川広重などの著名な絵師達が多くの作品を残しました。




飛鳥山公園には3つの博物館がある事でも有名。北区飛鳥山博物館は3階建てになっており、復元された正倉の他、アートギャラリーなども楽しめます。






紙の博物館は世界でも有数の紙専門の博物館。初期の印刷設備などを見学出来るほか、紙関連のちょっとした知識を学ぶ事も出来ます。




渋沢資料館。日本の近代経済の基礎を築いた渋沢栄一の数多くの資料が展示されています。3つの博物館を観ていたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。


飛鳥山公園の一角に位置する旧渋沢庭園は、旧渋沢家飛鳥山邸宅跡に整備された庭園です。大実業家・渋沢栄一のかつての敷地内の建物は、第二次世界大戦で大半が失われましたが、青淵文庫と晩香廬だけが残りました。共に国指定重要文化財になっています。




青淵文庫は1925年(大正14年)築の鉄筋コンクリート造りの重厚な建物。




瀟洒な建物の中は、タイルやステンドグラスが美しい。当時のモダンな雰囲気を偲ばせます。






1917年(大正6年)築の晩香廬は、渋沢栄一の喜寿を祝って建てられた西洋風茶室です。




広大な敷地の飛鳥山公園をひと通り観た後、いったんJR王子駅方面へと戻りました。信号待ちをしていると、都電が目の前の交差点を悠々と通り過ぎて行きます。


JR王子駅のすぐ横にある「北トピア」。北区の複合文化施設で、王子貨物駅の跡地に建てられ、1990年(平成2年)にオープンしました。最上階の17階は展望ロビーになっています。




ロビーを抜け、エレベーターで17階まで上がります。


展望ロビーからの眺め。色とりどりの新幹線が行き交う風景は、まるで模型の電車が走っているよう。


360度ではないのですが、3面方向の眺望が見渡せます。夜景が綺麗かも。次回はぜひ夕暮れ時に来たいものです。


大パノラマを楽しんだ後はJR王子駅北口を出て、音無親水公園に向かって歩きました。
 

音無親水公園は、小平市を源に隅田川まで注ぐ石神井川の旧流路に整備された公園です。石神井川は、北区周辺では音無川と呼ばれ親しまれています。


日本の都市公園100選にも選ばれています。今や自然の清流ではなくなったけど、木漏れ日の下を流れる水辺を見ていると、暫し暑さも忘れます。




音無橋は、とても趣きがある橋。欄干には「昭和五年十一月成」と記されていました。


二つの公園と三つの博物館を見て、だんだん脚が怠くなってきた…。陽も暮れてきた事だし、そろそろ飛鳥山を後にする事にしました。
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COMMENT 2

相子  2017, 07. 11 [Tue] 10:07

くあどりさん 今日は
私は長く都内に仕事で通っていましたが、飛鳥山には行かず仕舞いです。
飛鳥山の紹介をこのように紹介された記事や映像は見たことがありませんでした。
とても詳しく、そして優しい言葉で拝見させて頂き、有難うございます。

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くあどり  2017, 07. 12 [Wed] 22:09

相子様。こんばんは。
飛鳥山は首都高速道路のトンネルが開通し、週に必ず何度かは通るのですが、飛鳥山公園へ行ったのは今回が初めてだったんですよ。予想以上に広くて少々歩き疲れましたが、人でごった返してないところが良かったです。桜の時期は混雑するでしょうけれど、一度は見たくなりました。いつも有り難いコメントに感謝しております。

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