宮ヶ瀬~秋から冬へ

 11, 2017 01:11
10月の第2日曜日。宮ヶ瀬ダムで観光放流が行われると聞き、今にも泣き出しそうな空の下を相模原方面へと車を走らせました。宮ヶ瀬ダムは、神奈川県愛甲郡愛川町、愛甲郡半川村宮ヶ瀬、更に相模原市緑区の3市町村に跨る相模原水系中津川に造られたダムで、1971年に着工され、29年の歳月を経て2000年に完成しました。




堤高156mは、関東では奈良俣ダムの158mに次いで2番目の高さ。真近で見るとその巨大さは圧倒的。人間の英知の深さと、日本の土木技術の高さをつくづくと感じます。


因みに放流は午前11時からと午後2時からの、それぞれ6分間のみ。なんとか実施時間までに到着出来たと思いきや、ダム周辺の駐車場は思いも寄らぬ大渋滞。やっと車を停める事が出来たのは放流開始の5分前でした。係りの人に放流を見るのは間に合わないと言われたものの、万に一つの可能性を捨て切れずに全速力で坂道をハアハアと駆け上がりました。その甲斐あって、なんとか放流に間に合ったのは自分でも奇跡としか思えない。それからの6分間、我を忘れて放流に見入ってました。ダムの先には遠く厚木方面まで見渡せます。


この日最大の目的を果たした後は、のんびり宮ヶ瀬湖散策。宮ヶ瀬湖には3ヶ所の観光スポットがあります。ダムサイトエリアのロードトレイン(愛ちゃん号)と、宮ヶ瀬ダムインクライン。




鳥居原エリアへ移動します。宮ヶ瀬ダムの建設によって、300戸とかつての名勝「中津渓谷」は水没しました。この補償交渉により、完成まで29年もの歳月を費やす事になります。






宮ヶ瀬湖畔エリア。湖畔に並ぶ店々は、眺めているだけでもレトロで雑多な雰囲気が面白い。映画かアニメのワンシーンにも登場しそうな世界感です。




店並みを横眼で見ながら奥へと進むと、目の前にけやき広場が広がります。更にその先にはつり橋が彼方へと延びていました。


日中は家族連れや若者たちで賑わっていた広場も、陽が暮れていくに連れ閑散としていきます。


水の郷大つり橋。暗いひと気の無くなったつり橋を渡ってみると、準備中のイルミネーションが向こう側へと続いていました。




流石に寒さが身に染みる。つり橋の半ばで折り返し、このあと車へ乗り込み宮ヶ瀬を後にしました…。


そして2ヶ月後。秋色に染まった山とイルミネーションが見たくなって、再び宮ヶ瀬へと向かいます。前回とは違って眩しいくらいの青空が広がっていました。


宮ヶ瀬ダムから続く中津川(相模川水系)に架かる平山橋は、1913年(大正2年)に開通したトラス橋。国の有形文化財建造物に指定されています。1945年(昭和20年)にアメリカ軍機の機銃掃射を受け、今でもその銃痕は残っています。


平山橋を後にして、宮ヶ瀬湖に向かって川を遡ります。渡る幾つもの橋は、形や色がそれぞれ個性的。




鳥居原エリアに到着。一面に広がるドウダンツツジは紅く染まっていました。


かつての中津渓谷は、宮ヶ瀬湖として生まれ変わりました。向こう側に見えるのは、鳥居原エリアと湖畔エリアを繋ぐ宮ヶ瀬虹の大橋。オレンジ色の逆ローゼ橋が美しい。


その後、宮ヶ瀬湖畔エリアに到着する頃には、だんだん夕暮れが近付いてきました。






午後5時のカウントダウンの後、一斉にイルミネーションが灯ります。高さ30m、自生のもみの木のジャンボクリスマスツリーは、とても鮮やかに輝いていました。








もう12月。もうすぐクリスマス。


関連記事

COMMENT 2

市場のお姉さん  2017, 12. 25 [Mon] 10:25

今、気づきました。

イルミネーションを、見返していて
今、気づきました。
準備をしている橋のイルミネーションの
点灯しているのが、下のトンネルなんですね~
全然違って、夢の中と夢から覚めたような、橋と
見比べてやっと気づきました。

紅葉は綺麗ですね~
こちらは今年初め寒くて、後暖かくなったので
キレイにならずに、茶色の紅葉でした・・・

Edit | Reply | 

相子  2018, 01. 02 [Tue] 15:17

くあどりさん いきなりでご免なさい
明けましておめでとうございます。
久々にお邪魔しましたらこの宮ヶ瀬ダムでしょ。ビックリしました。
全く知りませんでした。素晴らしいこと、素敵な橋、美しい秋の姿。
行ったことはありませんが、中津渓谷がなくなっていたとは、ショックです。
一気に拝見させて頂きました。有難うございました。

Edit | Reply | 

WHAT'S NEW?